連載「SCS★3を覚える」の付録です。
このページには、筆者が★3の学習に使っている一問一答のドリルを置いています。要求事項26件と評価基準81件を、番号と中身の両方から問う作りです。
ドリルは、生成AI(Claude)の手を借りて作りました。2026年10月17日に、公式の原文と1件ずつ照らし合わせています。
正直に書くと、筆者はドリルだけでは覚えきれませんでした。そこで連載で1分類ずつ原文を読み直し、読んだ範囲をまたドリルで確かめています。このページは、その確かめる側の置き場です。
IPAの解説書は「2026年10月頃公開予定」とされていて、10月17日の時点ではまだ出ていません。公開されたら、ドリルの中身を見直します。
★3の評価基準81件を、その場で解く
下のドリルは、このページの中でそのまま解けます。登録もログインも要りません。最初は「番号の地図」のモードで始まり、10問ずつ出題されます。
SCS評価制度 ★3の26要求事項と81評価基準を、番号の地図と中身の両方で覚える。
番号の地図4桁目は覚えなくてよい
評価基準の文は、経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室「★3・★4 要求事項・評価基準」(2026年3月27日。IPAのSCS評価制度ページに掲載)をもとに、学習用に短く要約したものです。原文のままではありません。「★4の評価基準」として触れている番号も同じ資料によります。地図の言葉(「体制を作る」「人の入口」など)と「適合判定」の事例・判定は、このドリルで独自に作ったもので、公式の名称や判断例ではありません。正式な判断には原文と、IPAが公開予定の解説書を参照してください。
出典:経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室「★3・★4 要求事項・評価基準」(2026年3月27日)を加工して作成。掲載ページ:IPA「★3・★4 要求事項・評価基準」
IPA・経済産業省・内閣官房とは関係のない、非公式の学習ツールです。SCS評価制度の研修・修了試験とも関係ありません。生成AI(Claude)の手を借りて作り、2026年10月17日に公式の原文と照らし合わせました。学習記録はお使いのブラウザの中だけに保存され、外部には送信されません。2026年10月17日版。
学習の記録は、お使いのブラウザの中だけに残ります。外部へは送られません。
6つの出題モードは目的で選ぶ
結論から書くと、最初の1回は「ミックス」、2回目からは「苦手を復習」を中心にするのがおすすめです。モードごとに問う角度が違うので、目的に合わせて切り替えます。
| モード | 何を問うか | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| ミックス | 番号の地図・評価基準・数値・適合判定から10問 | 最初の1回、腕試し |
| 番号の地図 | 番号の1〜3桁目が、流れ・層・並びのどこに当たるか | 番号を見て中身を思い出せるようにする |
| 評価基準81 | 基準の文が、どの要求事項に入るか | 似た文を見分ける |
| 数値・★4との境目 | 14日・8文字・10回などの数字と、★4から足される基準 | 数字と線引きを固める |
| 適合判定 | 架空の事例が、★3の評価基準に照らして適合か | 原文を使って判断する練習 |
| 苦手を復習 | ほかのモードで間違えた問題 | 2回目以降 |
筆者がよく迷ったのは、数字と★4との境目でした。★3の評価基準には、パッチの14日やパスワードの8文字・10文字のように、値まで書かれたものがあります。一方で、ネットワーク図やログの保管期間は★4から足されます。ここは名前から想像すると取り違えやすいところです。
「適合判定」の事例と判定は、このドリルで独自に作ったものです。公式の判断例ではありません。判定は評価基準の原文から読める範囲にとどめていますが、解説書が出たら変わる可能性があります。
連載の回に合わせて範囲を絞る
ドリルの「出題範囲」で、7つの分類のどれか1つに絞れます。連載の記事を読んだあとは、その回の範囲だけを解くのがおすすめです。下の表のリンクを押すと、範囲を切り替えた状態でドリルに戻ります。
| 連載の回 | ドリルの出題範囲 | リンク |
|---|---|---|
| 第1回:全体像 | 全部(基準81件) | 全部で解く |
| 第2回:統治 | 1 体制を作る(8件)、2 取引先とつながる(4件) | 1で解く/2で解く |
| 第3回:識別 | 3 持ち物を知る(11件) | 3で解く |
| 第4回:防御①(準備中) | 4 守る(48件) | 4で解く |
| 第5回:防御②(準備中) | 4 守る(48件) | 4で解く |
| 第6回:検知・対応・復旧(準備中) | 5 気づく(3件)、6 動く(6件)、7 戻す(1件) | 5/6/7 |
注意点が1つあります。ドリルの範囲は大きな分類の単位なので、第4回と第5回はどちらも「4 守る」の48件から出ます。第4回で読むID・認証(4-1)の27件だけに絞ることはできません。
番号の地図は、このドリル独自の覚え方
★3の番号は、4桁を丸暗記するより「流れ・層・並び」で見ると覚えやすくなります。ドリルの「番号の地図」は、その覚え方を問題にしたものです。
1桁目は対策の流れです。体制を作る、取引先とつながる、持ち物を知る、守る、気づく、動く、戻す。公式の要求事項・評価基準に付いている「NIST CSFにおける機能」と対応しています。2桁目は、その中の層です。たとえば「4 守る」は、人の入口(ID・認証)から始まり、教育、データ、機器、ネットワークと外側へ進みます。
3桁目は、層の中の並びです。「4-1 人の入口」なら、IDを配る、管理者IDを配る、本人確認する、失敗したらロック、と続きます。アカウントの一生の順に並んでいると見ると、頭に入りやすくなります。4桁目はただの通し番号なので、覚えなくて構いません。
前述の通り、「体制を作る」「人の入口」といった地図の言葉は、このドリルで独自に付けたものです。公式の名称ではないので、人に説明するときや書類に書くときは、原文の分類名と要求事項名を使ってください。番号が飛んでいる理由(★4だけの要求事項が抜けた跡)は、第1回で書きました。
このドリルでは分からないこと
便利な反面、ドリルには限界があります。使う前に、次の4つは知っておいてください。
要約は原文ではない
ドリルの評価基準の文は、学習用に短く要約したものです。原文のままではありません。たとえば4-4-4-2(14日以内のアップデート)の原文には、対象になる機器やソフトの一覧と、間に合わないときの代わりの対策が細かく書かれています。判断に使うときは、必ず原文に戻ってください。
研修や修了試験とは関係ない
このドリルは、SCS評価制度の研修や修了試験とは関係ありません。修了試験の問題は制度運営機関が作るもので、公開されていません。ドリルの問題は、公開されている要求事項・評価基準だけをもとに作っています。
学習の記録はブラウザの中だけ
正解した基準と間違えた問題は、お使いのブラウザに保存されます。スマホとパソコンの間では共有されません。ブラウザのデータを消したり、プライベートブラウズで開いたりすると、記録は残りません。
解説書が出たら中身が変わる
いまのドリルは、2026年3月27日版の要求事項・評価基準をもとにした、2026年10月17日版です。解説書や取得ガイドが公開されたら、要約や適合判定の事例を見直します。見直したときは、このページに日付を書きます。
筆者の使い方
筆者は、すきま時間にスマホで解いています。1回が10問なので、少しの休憩でも区切りがつきます。
連載の記事を書く前には、その回の範囲に絞って解きます。迷った問題が、そのまま記事で厚く書く場所になるからです。
2回目からは「苦手を復習」が中心です。ドリルで正解できても、原文の言い回しまで覚えているとは限りません。ここからは筆者の見方ですが、ドリルは「どれか」を選ぶ練習で、なぜその線引きなのかまでは教えてくれません。だから記事で原文を読み、ドリルで確かめる、の往復にしています。
まとめ
- ★3の評価基準81件を、このページの中で一問一答で解ける
- 最初は「ミックス」、2回目からは「苦手を復習」が中心
- 連載を読んだあとは、その回の範囲に絞ると復習になる
- 「番号の地図」の言葉はこのドリル独自のもので、公式の名称ではない
- 要約は原文ではなく、適合判定の事例は独自の作例。判断は原文で
- 研修や修了試験とは関係ない。解説書が出たら見直す
引っかかった点
筆者がドリルで迷ったところと、それを書いた連載の回です。
- 番号の飛び。抜けている番号は★4だけの要求事項でした(第1回)
- 似た名前の区別と、数字の基準(第1回)
- 取引先管理に出てくる「取引先」の範囲と、似た中身の見分け方(第2回)
- 識別の分類での★3と★4の境目。ネットワーク図やスマートデバイスの台帳は★4からでした(第3回)
参考にした一次資料
- IPA「★3・★4 要求事項・評価基準」(Excel。2026年10月17日確認。解説書は「2026年10月頃公開予定」のまま)
- 経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室「★3・★4 要求事項・評価基準」(Excel、2026年3月27日の版)。ドリルの要約と照らし合わせた原文
- IPA「SCS評価制度 制度規程・委員会」(研修実施基準 SCS-330B)
このドリルと記事の内容は、2026年10月17日時点で確認したものです。制度は詳細化が進んでいる段階で、要求事項・評価基準も見直しが想定されています。判断の前に、必ず一次資料で最新の状態を確認してください。
