「そろそろセキュリティソフトの更新時期だな」と思ってESETを探したら、以前の商品名が見当たらなくて困った経験はありませんか?
実はESET、最近になって製品ラインナップを大きく変えたんです。「インターネット セキュリティ」といった馴染みの名前が消えて、今は「HOME」シリーズに統一されています。エッセンシャル、プレミアム、アルティメット…と並んでいるけれど、正直どれを選べばいいのか迷いますよね。
こういうとき、「とりあえず高い方を買っておけば安心でしょ」と考えてしまいがちです。でも実際には、使わない機能にお金を払い続けることになったり、逆に必要な機能が足りなくて後悔したりすることも。
この記事では、新しくなった「ESET HOME セキュリティ」全3プランの違いを、機能と価格の両面から整理しました。警視庁でも採用されている性能の高さや、動作の軽さにも触れながら、あなたの環境に本当に合うのはどのプランなのか、選ぶときの判断材料をお届けします。
Amazonと公式サイトの価格差など、お得に買う方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ESETどれがいいか迷う?選び間違いの危険性
セキュリティソフトは一度導入すると、数年は使い続ける「長い付き合い」になるもの。 だからこそ、最初の選択で「安さ」と「必要な機能」のバランスを間違えないことが重要です。
昔の名前で探して見つからなかったり、必要のない高機能版を買って損をしてしまったり…。 そんな失敗を避けるために、この記事では現役SEの視点から、あなたの環境に最適なプランをズバリ判定します。
名称変更で混乱?新旧プランの整理と真実

以前は「ESET インターネット セキュリティ」という名前が定番でしたが、現在は「ESET HOME セキュリティ」というシリーズ名に統一され、大きく3つのプランに再編されました。ここが一番の混乱ポイントですよね。
まずは、以下の表で新旧の対応関係をスッキリ整理しましょう。
| 新名称 | 旧名称 | ポジション |
|---|---|---|
| エッセンシャル (Essential) | インターネット セキュリティ | 基本にして王道 ウイルス対策の標準版 |
| プレミアム (Premium) | スマート セキュリティ プレミアム | 多機能版 パスワード管理などが追加 |
| アルティメット (Ultimate) | (新設) | 全部入り VPNやダークウェブ監視を搭載 |
このように、基本の「エッセンシャル」が今までの定番品の後継にあたります。
ここがポイント
「名前が変わって戸惑ったけれど、中身は正統進化している」と覚えておけば安心です。
無理に高いプランを選ばなくても、エッセンシャルで旧製品と同等以上の保護が受けられます。
「最悪」は嘘?警視庁も認める性能と評判
ネット検索で「ESET 最悪」なんて言葉が出てくると、購入しようとしていた手が一瞬止まってしまいますよね。 でも、安心してください。ESETは、多くの警察組織や大学、企業で数千台規模の導入実績があるほど、プロが認める高い検知能力を持っています。日本の警察組織が採用するには、非常に厳しいセキュリティ基準をクリアしなければなりません。
では、なぜ「最悪」という噂が出るのでしょうか? 主な理由は以下の2点です。
- 「誤検知」への不満: 安全なファイルやサイトを「危険」と判定してしまうことがあります。しかし、これは裏を返せば「少しでも怪しいものは通さない」という監視の厳しさの証明でもあります。
- インストールの競合: 他の古いセキュリティソフトが残っている状態でESETを入れようとして、PCが不具合を起こすケースです。これはESETに限らず、どのソフトでも起こりうる問題です。
世界的な評価機関である「AV-Comparatives」のテストでも、ESETは長年にわたり最高評価の「Advanced+」を獲得し続けています。
SEの現場でも、動作の安定性と検知率の高さからESETを指定する企業は非常に多いです。「最悪」どころか、玄人が好んで使うソフトの筆頭格なんですよ。
ノートンより軽い?動作と価格で選ぶ理由

「ノートン」や「ウイルスバスター」と迷う方も多いですが、私がESETを選ぶ最大の理由は「動作の軽さ」と「圧倒的なコストパフォーマンス」です。
ノートンなどの多機能ソフトは、守りが堅固な反面、バックグラウンドで多くの処理を行うため、PCのスペックによっては動作が重く感じることがあります。 一方でESETは、「ヒューリスティック技術」という独自の検知システムを効率よく動かしており、「入れていることを忘れるほど軽い」と評判です。
具体的なメリットは以下の通りです。
- 古いPCが蘇る: 5年前のPCでもサクサク動きます。
- ゲームや作業を邪魔しない: ゲームモードがあり、通知で作業を中断させません。
- お財布に優しい: 3年版の価格で比較すると、他社より数千円安いケースも珍しくありません。
ESETの「軽さ」や「安さ」は魅力的ですが、実際の数値や機能面で他社とどう違うのか、もっと詳しく知りたいですよね。以下の記事では、主要3ソフトを実機で徹底検証しています。
>>ESET・ウイルスバスター・ノートン徹底比較記事はこちら
買って後悔?ESETができないこと正直暴露

良いことばかり言っても信憑性がないので、ここで少し、ESETの「弱点」も正直にお話ししますね。購入後に「これができないなんて聞いてない!」とならないよう、しっかりチェックしてください。
ESETの苦手なこと・できないこと
- iPhoneでの機能制限: iOSの仕様上、ウイルススキャン機能は使えません(これは他社ソフトも同様です)。iPhone版は主にフィッシングサイト対策やWi-Fiの安全性チェックに留まります。
- 「保護者機能」の弱さ: 子供のスマホ利用時間を制限したり、アプリをブロックしたりする機能は、専用のアプリや他社製品に比べると簡易的です。
- 電話サポートの繋がりやすさ: 評判の良いサポートですが、繁忙期には電話が繋がりにくいという口コミもチラホラあります。
こんな人は要注意
「子供のiPhone利用を厳しく管理したい」「何かあったらすぐ電話で手取り足取り教えてほしい」という方は、サポートの手厚いウイルスバスターなどを検討した方が満足度は高いかもしれません。
なぜ安い?世界シェアに見る高コスパの裏側
「こんなに安くて大丈夫? 安かろう悪かろうじゃないの?」と不安になるかもしれません。 しかし、ESETはスロバキア発の企業で、世界200以上の国と地域で愛用されているグローバル製品です。
ESETが安い理由は、「宣伝費」よりも「技術開発」にお金をかけているからだと言われています。 派手なテレビCMを打つのではなく、技術力の高さでエンジニアや専門家の信頼を勝ち取り、口コミで広がってきた歴史があります。
- 開発コストの分散: 全世界で販売しているため、1本あたりの開発コストを抑えられます。
- 広告費の抑制: 性能で選ばれるため、過度な広告が不要です。
日本ではAmazonのセキュリティソフトランキングで1位を獲得することも多く、多くのユーザーが「安くて良いもの」として選んでいる証拠と言えますね。
【結論】ESETどれがいい?3種の徹底比較
お待たせしました。結局どのプランを選べばいいのか、ズバリ結論を出しましょう。
- エッセンシャル (Essential)
- おすすめ: ウイルス対策ができれば十分な人
- 特徴:コスパ最強の基本プラン。ウイルスバスターと同等の防御力。
- プレミアム (Premium)
- おすすめ: パスワード管理も任せたい人
- 特徴: エッセンシャルの機能 + パスワード管理 + データ暗号化。
- アルティメット (Ultimate)
- おすすめ: VPNでフリーWi-Fiも安全に使いたい人
- 特徴: 全機能搭載。プライバシー保護重視。
基本的には、一番安い「エッセンシャル」でウイルス検出機能(アンチウイルスエンジンの性能)は上位版と全く同じです。 「どれがいいか分からない…」と迷ったら、まずはエッセンシャルを選べば、セキュリティ対策としての失敗はありません。
3種の違いは?基本版と上位版の境界線
もう少し詳しく見ていきましょう。基本版と上位版を分ける決定的な違いは、「パスワードマネージャー」と「データの暗号化機能」が必要かどうかです。
- パスワードマネージャー: IDやパスワードを安全に記憶し、自動入力してくれる機能です。「いろんなサイトで同じパスワードを使い回していて怖い…」という方は、プレミアムにしてESETに管理してもらうのが正解です。
- データの暗号化: PC内の重要なファイルやUSBメモリを暗号化し、万が一盗難にあっても中身を見られないようにします。
私の選び方アドバイス
もしあなたが、Google Chromeのパスワード保存機能や、iCloudキーチェーンで満足しているなら、ESETのパスワード管理機能は「不要」です。その場合、迷わずエッセンシャルを選んでください。
カフェ作業も安心?VPNが必要な人の条件
最上位の「アルティメット」だけの大きな特徴が、「VPN機能(無制限)」と「個人情報保護(ダークウェブ監視)」です。
カフェやホテル、空港などの「フリーWi-Fi」を使うとき、そのまま接続すると通信内容を盗み見られる危険があるのをご存じですか? IPA(情報処理推進機構)も、公衆Wi-Fi利用時の通信傍受のリスクについて注意喚起を行っています。
VPN(Virtual Private Network)を使えば、通信が暗号化されるトンネルのようなものを通るため、外でPC作業をするフリーランスの方や、海外旅行によく行く方には必須の機能です。
- VPNが必要な人: カフェで仕事をする、海外の動画サイトを見たい。
- VPNが不要な人: 自宅のWi-Fiしか使わない、外ではスマホのテザリングを使う。
「外ではテザリングしかしない」という方には、正直オーバースペックです。無理にアルティメットを買う必要はありません。
⚡️ カフェ作業が多い方へ、プロからの提案
正直な話をすると、セキュリティソフトの「おまけVPN」は通信速度が遅いことが多いです。
「ESETは最安のエッセンシャルにして、浮いたお金で爆速の専門VPNを入れる」
これが、PCを重くせず、動画もサクサク見ながら安全を確保する"賢い"組み合わせです。
出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 公衆無線LAN利用に係る脅威と対策
おすすめはコレ!タイプ別・あなたに合うプラン

これまでの話を整理して、あなたにピッタリのプランを診断します。
- タイプA:
「とにかく安く、PCを重くしたくない」
→ エッセンシャル がおすすめ。 (正直、9割の人はこれで十分満足できます) - タイプB:
「パスワード管理が面倒。クレカ情報の流出が怖い」
→ プレミアム がおすすめ。 (セキュリティ意識が高いけれど、管理は楽したい方に) - タイプC:
「カフェでよく仕事をする。個人情報は徹底的に守りたい」
→ アルティメット がおすすめ。 (ノマドワーカーや、フリーWi-Fi利用が多い方に)
迷ったらコレ!
個人的には、一般のご家庭なら「エッセンシャル」の5台版を買って、家族全員のPCとスマホ(父PC、母スマホ、子供タブレットetc...)をまとめて守るのが、一番無駄がなく高コスパだと感じます。
Amazon対公式!3年版で損しない買い方
購入する際、絶対に知っておいてほしいのが「3年版を買う」ことと「Amazonや楽天をチェックする」ことです。ここを知らないと数千円単位で損をします!
公式サイトで販売されている「月額サービス」や「1年ごとの自動更新版」は、便利ですが割引率が低く、長く使うと割高になりがちです。 一方で、Amazonや楽天で販売されている「オンラインコード版(3年5台)」などは、頻繁にタイムセールやポイント還元が行われており、実質月額100円台で使えることも珍しくありません。
更新時の落とし穴
実は、公式サイトで自動更新を続けるよりも、期限が切れるタイミングで「新規パッケージ(コード版)」をAmazonなどで安く買い、シリアルキーを入力して更新する方が、圧倒的に安くなることが多いんです。これは少し手間ですが、知っている人だけが得をする裏技です。
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まずは無料体験!最強の安心を手に入れよう
ここまで読んでもまだ「本当に自分のPCで重くならないかな…」と迷っているなら、まずは「30日間の無料体験版」を試してみるのが一番です。
実際に自分のPCに入れてみて、以下の点をチェックしてみてください。
- いつもの作業をしていて重さを感じないか?
- スキャンのスピードは快適か?
- 操作画面は見やすいか?
セキュリティソフトは、一度入れたら数年は付き合うパートナーです。納得してから購入ボタンを押しても遅くはありませんよ。 まずは無料でリスクなく試して、ウイルスや詐欺の脅威からあなたの大切なデータを守る「安心」をインストールしてみましょう。
まずは体験版をダウンロードして、フルスキャンを一度かけてみてください。「何も検出されなかった」という結果を見るだけでも、今日の安心感が違いますよ!
まとめ:ESETどれがいい?あなたに最適なプラン選びの最終チェック
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 最後に、この記事で一番お伝えしたかった「失敗しない選び方」のポイントを、もう一度おさらいしましょう。

セキュリティ対策は、「また今度でいいや」と先延ばしにしている時間が一番のリスクになります。 まずは無料体験版でその「軽さ」を実感して、今日から安心できるネットライフをスタートさせてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
