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AIアバターの危険性を暴露!SNOWの顔データ利用と「上場話」の怪しい噂 | 被害を防ぐ全知識

スマートフォンでAIアバターアプリを見る女性と、背後に潜むプライバシー流出や詐欺のリスクを表したイメージイラスト

最近SNSで、AIアバターの画像をよく見かけますよね。「私も作ってみようかな」と思ってアプリを開いたものの、自分の顔写真をアップロードする画面で手が止まったこと、ありませんか?

相談者
相談者

この写真、変なところに使われたりしないのか…?

そう感じたあなたの直感、実は正しいんです。

正直なところ、利用規約をちゃんと読んでから「同意」ボタンを押す人って、ほとんどいないと思います。でも実は、その規約の中に「あなたの顔データをAIの学習に使わせてもらいます」みたいな一文がさらっと書かれていたり、人気に便乗した怪しい投資の勧誘につながるケースもあったりするんです。

この記事では、AIアバターを使うときに気をつけたいポイントを、実際のトラブル事例も交えながらお伝えしていきます。

プライバシーを守るための設定方法や、ちょっと気になる噂の真相まで。最後まで読んでいただければ、安心してAI技術を楽しむための知識が手に入るはずです。

この記事で学べる4つのポイント:データ流出リスク、投資詐欺の見抜き方、安全設定、AI時代の生存スキル

この記事でわかる4つのこと

  • 無料アプリに潜む「顔データ流出」のリスクと仕組みがわかります。
  • 「上場する」等の怪しい投資話や詐欺の実態を見抜けます。
  • プロ直伝!個人情報を守る「鉄壁のアプリ設定」を習得できます。
  • AI時代に生き残るための「取られない職業」とスキルを知れます。

AIアバターの危険性とは?顔バレと投資詐欺の真実

ポイント

  • SNOWは危険?無料アプリと顔データの代償
  • ChatGPT加工は危険?AIが嘘をつく理由
  • 生成AI画像は違法?著作権とディープフェイク
  • AIアバター社は上場する?社長と本社の実態
  • ロナウジーニョ関与?怪しい投資と詐欺の噂

SNOWは危険?無料アプリと顔データの代償

スマートフォンから海外のサーバーへ顔データが送信される仕組みを表したアイソメトリックイラスト

結論から言うと、SNOWなどの大手アプリは比較的安全に対策されていますが、「完全にリスクゼロ」とは言い切れません。

なぜなら、ハイクオリティなAIアバターを作るためには、あなたの顔写真を一度スマートフォンの外にある「企業のサーバー」にアップロードして、AIに学習させる必要があるからです。

ここがポイント!アプリの仕組み

  • スマホ内で完結しない:高度な計算が必要なため、画像は一度ネットの向こう側へ送られます。
  • 利用規約の壁:膨大な規約をすべて読んでから「同意」ボタンを押している人は、ほぼいません。

例えば、SNOWの利用規約やプライバシーポリシーを確認すると、アップロードされた画像はアバター生成後、一定期間でサーバーから削除される仕組みになっています(2025年時点)。しかし、運営元が海外企業である場合、あなたの顔データは国境を越えて処理されます。

「もし、その海外サーバーがハッキングされたら?」
「規約が変わって、データが売買されることになったら?」

そう考えると、少し不安が残りますよね。

もっと怖いのが、開発元がどこの誰か分からない「完全無料」のマイナーアプリです。

これらは、「無料で遊べる代わりに、あなたの顔データを永続的にAIの学習データとして利用します」という規約になっているケースが意外とあるんです。

「タダより高いものはない」とは、まさにこのこと。
アプリを選ぶ際は、以下の表を参考にリスクを見極めてください。

アプリの種類安全性リスクの傾向推奨アクション
大手有名アプリ中〜高規約変更やサーバー攻撃のリスク利用後は設定からデータ削除申請
完全無料・無名アプリ顔データの無断販売・永続利用インストールしない
有料買い切りアプリ金銭詐取(機能が動かない等)レビューと運営元を徹底確認

安易にインストールする前に、AppStoreやGooglePlayで「運営会社(デベロッパ)」をクリックして確認する癖をつけましょう。

⚠️ 規約を読むのが面倒なあなたへ(重要)

「海外サーバーにデータが送られるのが怖い…」
それなら、アプリを使う時だけ「通信の住所(IPアドレス)」を隠してしまうのが、最も確実な自衛策です。

私は海外製アプリを使う際、必ず「VPN」を通して通信を暗号化しています。これなら万が一データが漏れても、あなたの居場所や個人情報の特定を防げます。

▼私が愛用している「身バレ防止」ツール

👉 NordVPN(公式サイト)
※30日間返金保証あり。ワンコインで安心を買えます。

ChatGPT加工は危険?AIが嘘をつく理由

最近はChatGPTに写真を読み込ませて、「この写真をアニメ風にして」「もっと笑顔にして」とお願いする人も増えていますよね。

非常に便利ですが、ここにも落とし穴があります。
デフォルト(初期)設定のままだと、あなたがアップロードしたプライベートな写真が、OpenAI社のAIモデルの学習データとして再利用されてしまう可能性があるのです。

出典:OpenAI - Enterprise privacy

これはどういうことかというと、極端な話、あなたがアップした「部屋着の自撮り写真」が、将来的にAIの知識の一部として取り込まれ、全く関係ない世界の誰かへの回答に使われてしまうリスクがゼロではない、ということです。

個人的には、これってすごく気持ち悪いことだと思います。

また、AIは時々「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象で、もっともらしい嘘をつくことがあります。

相談者
相談者

ハルシネーション?幽霊が見えるの?

いいえ、AIにおける「幻覚」とは、事実ではないことを自信満々に答えてしまうエラーのことです。
例えば、写真に写っている背景を勝手に推測して、「ここは〇〇県の公園ですね(実際は自宅の庭)」と間違った個人情報を断定してくることもあります。

AIが言うことだからと鵜呑みにせず、後述する「学習に使わせない設定(オプトアウト)」をしっかり行うことが、自分の身を守る第一歩です。

もし、「すでに個人情報やプライベートな内容を入力してしまったかも…」と不安な方は、こちらの記事で被害を最小限に抑える具体的な手順を確認してみてください。

生成AI画像は違法?著作権とディープフェイク

「AIで作った画像をSNSアイコンにしたら、著作権侵害で訴えられる?」
そんな心配をしたことはありませんか?

2025年現在の日本の法律(文化庁の見解)では、「AIだけで生成した画像(指示出しのみ)」には、原則として著作権が発生しないと考えられています。つまり、誰でも自由に使える「フリー素材」に近い扱いになることが多いんです。

出典:文化庁 - AIと著作権

しかし、ここで安心してはいけません。
逆に、あなたが絶対にやってはいけないことがあります。それが「ディープフェイク」です。

【絶対NG】有名人の顔を勝手にAIアバターに合成したり、特定の誰かが嫌がるような(性的・暴力的)画像を生成して公開する行為

これは、著作権以前の問題として、「肖像権の侵害」「名誉毀損」で法的に罰せられる可能性が極めて高いです。

「みんなやってるから大丈夫でしょ」
この「正常性バイアス(自分だけは大丈夫と思い込む心理)」が一番危険です。

軽い気持ちで投稿した画像が拡散され、一生消えないデジタルタトゥーになり、高額な賠償請求に発展するケースも増えています。
「他人の権利を傷つけない」という最低限のルールは、AI時代だからこそより厳しく守る必要があります。

ディープフェイク技術は急速に進化しており、誰もが被害者にも加害者にもなり得る時代です。AI動画生成技術の最新リスクと身を守る習慣について、さらに深く知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。

AIアバター社は上場する?社長と本社の実態

ここからは少し視点を変えて、最近SNSで話題の「AIアバターへの投資」に関するお話です。

「AIアバター社(AI AVATAR Co. Ltd.)」というような名前の会社から、
「ナスダック上場を目指している」
「アバターを持っているだけで権利収入が入る」
といった宣伝を目にしたことはありませんか?

私のところにも、「今なら先行者利益が得られますよ」というDMが届いたことがあります。しかし、ネット上の情報や元関係者の証言を詳しくリサーチすると、いくつかの懸念点が浮かび上がってきました。

1. 過去のプロジェクトとの関連:
一部では、過去に「スズバース」等のプロジェクトに関わっていた人物(元ライブドア関係者など)の名前が取り沙汰されています。
2. オフィスの実態:
本社所在地として東京・丸の内やシンガポールの住所が記載されていますが、調査すると「バーチャルオフィス」や「レンタルオフィス」である可能性が指摘されています。

正直に言いますと、「上場確実」「必ず儲かる」といった話には、最高レベルの警戒が必要です。

本当に上場直前の優良企業なら、わざわざSNSのDMや、個人の紹介(MLM:マルチ商法形式)で少額の資金を集める必要はありませんよね?
機関投資家や銀行が放っておかないはずです。

もし勧誘を受けても、すぐに契約せず、金融庁に登録されている業者かどうかを必ず確認してください。

ロナウジーニョ関与?怪しい投資と詐欺の噂

「でも、あのサッカー界のレジェンド、ロナウジーニョが広告塔になってるよ!嘘なわけないじゃん!」

そう言われると、つい信じたくなってしまうのが人間の心理です。
これは「ハロー効果(権威性)」を利用した、典型的なマーケティング手法です。
(※ハロー効果:ある対象を目立った特徴に引きずられて評価してしまう心理現象)

実際に、一部のAIアバタープロジェクトは著名人との提携を発表していますが、ここで冷静になって考えてみてください。

「有名人が関わっている = 安全な投資案件」とは限りません。

過去にも、大物芸能人やスポーツ選手が広告塔を務めていた仮想通貨プロジェクトや投資案件が、実は詐欺まがいのもので、最終的に破綻した事例はいくつもあります。広告塔の彼ら自身も、実態を知らずに利用されていたケースさえあるのです。

有名人の知名度を悪用した投資詐欺は、AIアバターに限らず横行しています。「有名人が出ているから安心」という心理を突く手口の共通点について、以下の記事で詳しく解説しています。

ネット上では、
「友人に勧誘されて、断りきれずに高額なアバターを買わされそうになった」
「セミナーに行ったら、契約するまで帰れない雰囲気だった」
という口コミも散見されます。

「憧れの有名人」と「あなたの大切なお金」は切り離して考える。
これが、投資トラブルに巻き込まれないための鉄則です。

危険性を回避せよ!安全設定と未来の生存戦略

ポイント

  • プロ直伝!個人情報を守るアプリの鉄壁設定
  • 投資詐欺を防ぐ!運営実態を見抜くチェック法
  • AIアバターのメリット:稼ぐビジネス活用術
  • AIに取られない7つの職業と生き残るスキル
  • 恐れず共存!AIを最強のパートナーにする技

プロ直伝!個人情報を守るアプリの鉄壁設定

まず、アプリを使う際に必ずやってほしい「鉄壁設定」を3つご紹介します。これを行うだけで、情報流出のリスクは激減しますよ。

🛡️ 今すぐ確認!3つの鉄壁設定

  1. 学習機能のオフ(オプトアウト)
    • ChatGPTなら:設定 > データコントロール > チャット履歴とトレーニングを「オフ」
    • 画像生成アプリなら:Settings > Account > Use data for training を「OFF」
  2. データ削除の申請
    • アバターを作り終わったら、アプリを消す前に「アカウント削除(Delete Account)」を実行してください。アプリをスマホから消すだけでは、サーバーにデータが残ったままになります。
  3. 権限の最小化
    • スマホの「設定」から各アプリの権限を確認。「位置情報」「連絡先」「マイク」など、画像生成に不要なアクセス権はすべて「許可しない」に設定しましょう。

特に3つ目の「連絡先」へのアクセスは要注意です。自分だけでなく、友人の電話番号まで流出させてしまう恐れがあるからです。

投資詐欺を防ぐ!運営実態を見抜くチェック法

投資案件の公式サイトと実際の住所を比較して、実態を確認している様子のイメージ

怪しい投資話を見抜くためには、「公式サイト」と「住所」のチェックが非常に有効です。
詐欺グループは、見栄えの良いWebサイトを作るのは得意ですが、実態をごまかすために細かい部分でボロが出ます。

✅ チェックリスト

  • 公式サイトに「特定商取引法に基づく表記」はあるか?
  • 代表者の氏名、電話番号は記載されているか?
  • 電話番号は固定電話か?(090などの携帯番号は要注意)
  • 住所をGoogleマップで検索したか?(レンタルオフィスやただのアパートではないか)
  • 金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」に名前があるか?

出典:金融庁 - 免許・許可・登録等を受けている業者一覧

「簡単に儲かる話は、自分のところには来ない」
この言葉を肝に銘じて、少しでも「怪しいな」と思ったら、手を出さない勇気を持ってください。それが最大の防御です。

AIアバターのメリット:稼ぐビジネス活用術

リスク対策さえできれば、AIアバターはあなたの強力な「味方」になります。
実は今、AIアバターをビジネス活用して、賢く稼いでいる人が増えているんです。

例えば、「顔出しなしでの情報発信」
会社員や主婦の方で、「副業をしたいけれど、会社や近所にバレたくない」という人は多いはず。そんな時、自分の代わりにAIアバターを動かして、YouTubeやInstagramでインフルエンサーとして活動することが可能です。

相談者
相談者

顔を出さないとファンがつかないんじゃない?

そんなことはありません。実際に、AIアバターを使って専門知識(節約術、ガジェット紹介、語学など)を解説し、広告収入や企業案件で月数万円〜数十万円を稼いでいるアカウントが急増しています。

また、オンライン会議で自分の代わりにアバターを表示させれば、化粧や服装を気にする必要もなくなります。
「時間と労力の節約」こそが、AIアバターを使う最大のメリット。浮いた時間で新しいスキルを学べば、さらなるキャリアアップにも繋がりますよ。

AIに取られない7つの職業と生き残るスキル

「AIがどんどん進化したら、私の仕事はなくなるの?」
そんな不安を持つあなたへ。

2025年の最新トレンドや求人市場を見ると、逆に「AIには代えられない人間の価値」がはっきりしてきました。
AIが得意なのは「データの処理」や「パターンの生成」。一方で、苦手なのは「人の心」や「責任」に関わる分野です。

【AIに取られないと言われる7つの職業】

  1. カウンセラー(複雑な感情に寄り添う共感力)
  2. 保育士・介護士(細やかな身体的ケアと温かみ)
  3. クリエイティブディレクター(0から1を生み出す突飛な発想)
  4. 営業職(泥臭い信頼関係の構築と交渉)
  5. 医師・看護師(最終的な命の判断と倫理観)
  6. 経営者・マネージャー(結果に責任を取る決断力)
  7. AIエンジニア(AIを作り、管理し、指示する側)

出典:総務省 - 情報通信白書(AI時代の労働環境)

これらに共通しているのは、「感情(Emotion)」「責任(Responsibility)」「創造性(Creativity)」です。

AIアバターなどのツールを使いこなしつつ、こうした人間ならではのスキル(ヒューマンスキル)を磨くこと。
これこそが、AI全盛時代を生き残るための最強の戦略になります。

恐れず共存!AIを最強のパートナーにする技

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

AIアバターは、使い方を間違えれば「個人情報の流出」や「投資詐欺」といった危険な側面もあります。しかし、正しく使えば、あなたの表現の幅を広げ、ビジネスの可能性を高める魔法のツールにもなります。

大切なのは、「AIに使われる(振り回される)」のではなく、「AIを使う」立場になること。

  • セキュリティ設定をしっかり行う(鉄壁設定)。
  • 甘い投資話には乗らず、冷静に裏をとる。
  • 便利な機能はどんどん取り入れ、自分の時間を増やす。

そうすれば、AIはあなたの生活を豊かにし、仕事を助けてくれる「最強のパートナー」になってくれるはずです。

さあ、恐れることはありません。
今日得た知識という「お守り」を持って、新しいAIの世界へ一歩踏み出してみませんか?

まとめ:AIアバターの危険性を回避し、安全に楽しむための重要ポイント

最後に、この記事で特にお伝えしたかった大切なポイントを、もう一度だけ一緒に確認しましょう。

AIアバターを安全に楽しむための4つのポイントまとめ:学習機能オフ、運営確認、権利尊重、賢い活用

まとめ

  • アプリの設定を必ず見直す
    顔データの流出を防ぐため、「学習機能のオフ(オプトアウト)」と「使用後のデータ削除」を習慣にしましょう。
  • 運営元と規約をチェックする
    「完全無料」の裏にはデータ利用のリスクがあります。また、「絶対に儲かる」という投資話には乗らず、必ず公式サイトや金融庁の情報を確認してください。
  • 他人の権利を尊重する
    ディープフェイクや著作権侵害は、法的なトラブルに直結します。「誰も傷つけない」というルールを守ることが、あなた自身を守ることにも繋がります。
  • AIを「賢く使う」側に回る
    ただ恐れるのではなく、正しい知識を持ってツールとして活用すれば、AIはあなたの仕事や生活を助ける最強のパートナーになります。

AI技術は日々進化していますが、それを扱うのは私たち人間です。
正しい知識という「鍵」を手に入れたあなたなら、きっとこの新しいテクノロジーに振り回されることなく、安全に、そして賢く使いこなしていけるはずですよ。

追伸:あなたのスマホ、ウイルス対策は「期限切れ」になっていませんか?

AIアプリの設定以前に、実は「セキュリティソフトが入っていない」あるいは「期限切れ」の状態でスマホを使っている人が一番危険です。

何かあってからでは遅いので、まずは今のデバイス状況をチェックしておきましょう。私が実際に導入して比較した「最強の守り」をまとめました。

セキュア女子
セキュア女子

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

しろ

官公庁の情報政策部門に勤務し、公共の情報システムやセキュリティ対策の実務に携わっています。幅広いIT経験と国家試験合格の知識を活かし、実務に根ざしたセキュリティ情報を発信しています☺️

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