
「支持率下げてやる」って…あのニュース、本当にびっくりしましたよね…。何が本当で、何を信じたらいいのか、なんだかモヤモヤしちゃいます…。
「支持率下げてやる」
あの衝撃的なニュースを見て、あなたもそう感じた一人かもしれませんね。
「メディアって信じられないな…」
「ネットの情報って、何が本当なの?」
そんな不安な気持ち、すごくよくわかります。
でも、もしあのニュースが氷山の一角だとしたら…?
実は、私たちの身の回りには、切り抜き動画による巧みな印象操作や、良かれと思ったシェアがSNSデマ拡散の恐怖に繋がる罠が、たくさん隠れているんです。
「まさか私が?」と思うかもしれません。
でも、総務省の調査では、SNS利用者の10人中7人近くが偽情報に触れた経験があると答えています。
これはもう、他人事ではありませんよね。
あなたの好奇心をエサに、ゴシップ記事に潜む詐欺でIDやパスワードを盗み取り、盗んだ個人情報をダークウェブで売買する…。
そんな悪質な犯罪者から、あなた自身と、あなたの大切な人を守るために。
この記事では、「支持率下げてやる」の嘘に負けないための、今日からすぐに始められるデジタル護身術を、どこよりもやさしく解説します。
- 嘘を99%見抜けるようになる「投稿前に3つの質問」
- たった1分でOKな、誹謗中傷から身を守るSNS設定
- 意外と知らない無料Wi-Fiの危険と、プロが使うVPNの本当の理由
- あなたの感情の隙を狙うウイルスを防ぐ、最新のセキュリティ対策
この記事を読み終える頃には、情報に振り回される毎日から卒業し、安心してスマホを使えるようになっていますよ。

記事の要点を動画にまとめました。まずはこちらをご覧ください。(約3分)
「支持率下げてやる」発言は氷山の一角。あなたの日常を蝕む情報操作の罠
切り抜き動画に騙されるな!印象操作3つの手口

今回のような発言の一部だけが切り取られた動画、あなたも一度は目にしたことがあるかもしれませんね。
実はこれ、人の印象を意図的に操る「印象操作」という、とても怖い手口の一つなんですよ。
なぜなら、私たちの脳は、情報の見せられ方によって物事の受け取り方が変わってしまう「フレーミング効果」という心理的なクセがあるからです。
そのため、じっくり全体を見るよりも、数秒の切り抜き動画のネガティブな印象が、頭に強く残ってしまうのですね。
具体的には、動画の作成者は主に3つの手口を使って、あなたの感情を揺さぶろうとしてきます。
- 文脈のカット
発言の前後の大事な部分をわざと切り取り、「言いたいこと」だけを抜き出す最も古典的な方法です。 - 恐怖心を煽る演出
不安を煽るBGMや、赤や黒を使った攻撃的なテロップを追加して、発言者の意図とは違うネガティブな感情に誘導します。 - 悪魔の編集(順序の入れ替え)
複数の発言をバラバラにして繋ぎ合わせ、全く別のストーリーを作り出す、非常に悪質なケースもあります。
総務省の調査によると、10代の約4人に1人が、ニュースを得るために最も利用するメディアとしてSNSを挙げています。(出典:総務省情報通信政策研究所 令和4年度調査)
手軽に見られる情報ほど、作られたイメージに流されやすくなります。
一度立ち止まって「これは誰かが作った物語かも?」と疑う視点を持つことが、とっても大切になりますよ。

わかる…!短い動画ってインパクト強いから、つい信じそうになっちゃいますよね。でも、作られたイメージだったなんて怖すぎる…!
“正義感”があなたを犯人に。SNSデマ拡散の恐怖
「こんなひどい発言は許せない!」
そう感じて、つい投稿をシェアしたくなる気持ち、よくわかります。
でも、その“正義感”が、あなたをデマ拡散の加害者に変えてしまうとしたら…少し怖くないですか?
言ってしまえば、私たちは「みんながいいねと言っているものは正しいはず」と思い込みやすい(バンドワゴン効果)生き物なんです。
特にSNSでは、リポスト数が多ければ多いほど、その情報の信憑性を深く考えずに広めてしまいがちになります。
例えば、2016年の熊本地震の際には、「動物園からライオンが逃げた」というデマが画像付きで拡散され、警察が出動するほどの騒ぎになりました。
これは「誰かを助けたい」という善意からであっても、不正確な情報を広めれば社会にパニックを引き起こしてしまう、という悲しい例です。
実際に、総務省の調査によると、なんとSNS利用者の10人中7人近くが偽情報や誤情報に触れた経験があると回答しています。
(出典:総務省 令和5年版 情報通信白書)
これは、もはや他人事ではありません。
あなたのそのワンクリックが、無関係な誰かの人生を狂わせる「ネットリンチ」に繋がり、取り返しのつかないデジタル・タトゥーを刻む可能性もあるのです。
だからこそ、シェアする前に一呼吸おく勇気が、今の時代には必要なんですね。

私も「良かれと思って」シェアしそうになったことあります…!まさか自分が加害者になるなんて、考えただけでゾッとしますね…。
「当選しました」に注意!ゴシップ記事に潜む詐欺
今回の「支持率下げてやる」のような、世間の注目を集めるニュースやゴシップ記事。
つい読みたくなりますが、詐欺師たちは「あなたがその記事をクリックする瞬間」を、今か今かと待ち構えているんですよ。
その理由は、私たちが好奇心や怒りといった強い感情に動かされている時ほど、冷静な判断力が鈍ってしまう(ヒートオブザモーメント)からです。
詐欺師は、こうした心の隙を突くプロ。ニュースに夢中になっているあなたの無防備な状態を狙っているのです。
例えば、「発言の犯人特定!詳細はこちら」といった記事をクリックした途端に表示される、こんなメッセージに心当たりはありませんか?
- 当選詐欺: 「おめでとうございます!100万円に当選しました!」
- 宅配詐欺: 「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました」
- 警告詐欺: 「ウイルスに感染しました!すぐに対策してください」
これらはすべて、あなたのクレジットカード情報やパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」の典型的な入り口です。
警察庁によると、フィッシングの報告件数は2023年に過去最多の119万件以上にのぼり、これは単純計算で1日に約3,200件以上も報告されていることになります。
(出典:警察庁 令和5年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について)
あなたの好奇心をエサに、大切な個人情報を根こそぎ盗み取ろうとしているのです。
「うまい話」や「気になるウワサ」には必ず裏があります。
怪しいポップアップはすぐに閉じ、安易に個人情報を入力しないように、くれぐれも注意してくださいね。

うわー、宅配の不在通知とか、まさにクリックしそうになったことあります!1日に3,200件って…もはや他人事じゃないですね…。
個人情報は1000円?ダークウェブで売買される実態

もしフィッシング詐欺で個人情報を盗まれてしまったら…。
その情報がどこへ行くか、想像したことはありますか?
実は、「ダークウェブ」と呼ばれるインターネットの闇市場で、まるでフリマアプリのように、あなたの個人情報が「商品」として売買されているんです。
犯罪者にとって、あなたの個人情報は次の犯罪を起こすための「金のなる木」。
だからこそ、専門の闇市場が存在し、そこには衝撃的な「価格表」まで存在します。
取引される情報 | おおよその価格相場 |
---|---|
クレジットカード情報(カード番号, CVV等) | 約1,500円~ |
ネットサービスのログイン情報(ID/PW) | 約300円~ |
パスポートのスキャンデータ | 約7,500円~ |
※価格は一例です。セキュリティ企業トレンドマイクロ社の調査などを参考にしています。
映画やドラマの話に聞こえるかもしれませんが、これは紛れもない事実。
あなたの知らないところで、あなたの人生が「商品」として取引されているのです。
一度ネットに流出してしまった個人情報を、完全に取り戻すことはほぼ不可能です。
知らないうちに、あなたの名前で借金をされたり、SNSが乗っ取られて友人への詐欺に使われたりするかもしれません。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)も、不正ログインや情報漏洩のリスクについて、繰り返し強く警告しています。
(出典:IPA 情報セキュリティ10大脅威 2025)
情報を「盗まれない」ようにする最初の入り口の対策が、いかに重要かお分かりいただけるのではないでしょうか。

え…自分のカード情報が1,500円…?安すぎて逆にショック…。自分の情報に値段がついてるなんて、気持ち悪すぎますね!
「支持率下げてやる」の嘘に負けない。今日から始めるデジタル護身術
投稿前に3つの質問。デマを99%見抜くチェック術
デマや嘘の情報から自分を守るには、実はとっても簡単な方法があるんですよ。
それは、何かを「信じる前」「シェアする前」に、心の中で「3つの質問」を自分に投げかける習慣をつけることなんです。
私たちは感情が揺さぶられている時ほど、冷静な判断ができなくなってしまいますから。
この3つの質問は、そんな時のための「心のブレーキ」になってくれます。
質問①:発信元はだれ?(信頼できる情報源か)
- 運営者は誰か: 記事のフッターにある「運営者情報」や、SNSのプロフィールを確認しましょう。匿名の個人ブログや、誰が書いたかわからないサイトの情報は注意が必要です。
- 公的機関か: 官公庁や大手報道機関など、情報に責任を持つ組織からの発信かをチェックします。
質問②:他のメディアも報じている?(ウラは取れているか)
- ニュース検索をする: 見出しをコピーしてGoogle検索し、複数の信頼できるメディアが同じ内容を報じているか確認しましょう。
- 一次情報を探す: 「〇〇の調査によると」と書かれていたら、その元の調査レポートを探してみるのが確実です。
質問③:いつの情報?(古い情報ではないか)
- 投稿日を確認する: SNSでは何年も前の事件や画像が、まるで「今」起きたことのように拡散されるケース(ゾンビデマ)が本当によくあります。
- 更新日を見る: ブログ記事なども、最終更新日を見て、情報が古くないかチェックするクセをつけましょう。
国内外のファクトチェック団体も、こうした複数の視点から情報を検証することの重要性を訴えています。
(参考:ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ))
この3つの質問を習慣にするだけで、デマに振り回されることが99%なくなりますよ。

なるほどー!この3つの質問なら、私にもすぐできそう!特に「いつの情報か」って、意外と見落としがちかも…。これからはシェアする前に、指差し確認します!
1分でOK!誹謗中傷から身を守るSNS設定
もし、ネットで知らない人から心ない言葉を投げかけられたら…
そう考えると、SNSを使うのが怖くなってしまいますよね。
でも安心してください。
たった1分でできるSNSの簡単な設定見直しで、そうした誹謗中傷のリスクをぐっと減らすことができるんです。
SNSは初期設定のままだと、いわば「玄関のドアが開きっぱなし」の状態。
これから紹介する設定は、あなたの心を守るための「鍵」をしっかりかける作業だと思ってくださいね。
設定項目 | X (旧Twitter) | |
---|---|---|
アカウント非公開 (鍵垢) | 〇 | 〇 |
コメント/リプライ制限 | 〇 | 〇 |
タグ付け制限 | 〇 | 〇 |
メンション制限 | 〇 | 〇 |
これらの設定は、各アプリの「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」といった項目から簡単に見直すことができます。
特に「アカウントの非公開(鍵垢)」は、知らない人からの攻撃をほぼ完璧に防げる、最もシンプルで強力な方法ですよ。
もし、それでもひどい誹謗中傷を受けてしまった場合は、絶対に一人で抱え込まないでください。
落ち着いて証拠のスクリーンショットを撮り、以下の公的な窓口に相談することができます。
- インターネット人権相談受付窓口(法務省)
- サイバー犯罪相談窓口(警察庁、電話番号 #9110)
(参考:法務省 インターネット人権相談受付窓口)
たった1分の設定が、未来のあなたを救うかもしれません。
まずは自分を守る設定から、今日さっそく始めてみましょう。

設定って聞くと難しそう…って思ってたけど、これなら私にもできそう!特に「鍵垢」にするだけで安心感が全然違いますね!さっそく見直してみます!
無料Wi-Fiは危険?プロがVPNを使う本当の理由

カフェや駅、ホテルで使える無料のWi-Fiって、とっても便利ですよね。
でも、その便利さの裏には、あなたの通信内容が「盗み見」されているかもしれない危険が潜んでいるんです。
どういうことかと言うと、多くの無料Wi-Fiは通信が暗号化されていない「むき出し」の状態。
例えるなら、大事な手紙をハガキで送っているようなものです。
さらに怖いのは、お店が提供している本物のWi-Fiそっくりな「なりすましWi-Fi(悪魔の双子)」の存在。
もし、うっかり接続してしまうと、あなたが入力したIDやパスワード、クレジットカード情報まで、すべて悪意のある人に筒抜けになってしまいます。
そこでプロが使うのが、「VPN」という技術です。
これは、インターネットの中に「あなた専用の鍵付きトンネル」を作って通信するイメージ。
あなたのスマホから出たデータは、すぐに暗号化されたトンネルに入るので、誰にも中身を覗き見される心配がありません。
無料Wi-Fiをそのまま利用 | 無料Wi-FiをVPN経由で利用 | |
---|---|---|
通信の状態 | ハガキ(丸見え) | 書留郵便(厳重に保護) |
覗き見リスク | 非常に高い | 非常に低い |
情報漏洩 | パスワードやカード情報も危険 | 暗号化されて安全 |
総務省も、公衆無線LANの利用時には、通信内容を暗号化するVPNなどを活用することを強く推奨しています。
(出典:総務省 Wi-Fi利用者向け簡易マニュアル)
特に外出先でネットを使うことが多い方は、自分の情報を守るための「お守り」として、VPNの利用を考えてみるのがおすすめですよ。
とはいえ、「VPNって色々あるけど、どれが安全で信頼できるの?」と迷ってしまいますよね。
そんな方のために、世界的に人気のあるNordVPNの安全性を徹底的にレビューした記事もご用意しました。気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

えっ、なりすましWi-Fi!?便利だからって何も考えずに接続してました…。ハガキでパスワード送ってるのと同じって、ヤバすぎますね…。
感情を狙うウイルスを防ぐセキュリティ対策

ここまでお話ししてきたデマや詐欺は、すべて私たちの「怒り」や「不安」、「好奇心」といった「感情」を巧みに利用してきます。
そして、その心の隙を突いて忍び込んでくるのが、ウイルスや危険なサイトなのです。
正直なところ、24時間365日、すべてのネットの脅威に私たち個人の力だけで立ち向かうのは、もはや「ノーガード戦法」と同じ。
疲れている時や急いでいる時には、どうしても判断を誤ってしまいますから。
だからこそ、私たちの代わりにネットの危険を24時間見張ってくれる「頼れる用心棒」が必要になります。
それが、総合的なセキュリティソフトの役割なんです。
今のセキュリティソフトは、昔のようにただウイルスを退治するだけではありません。
あなたのスマホライフ全体を守る、以下のような機能がセットになっています。
- 危険サイトのブロック
フィッシング詐欺サイトにアクセスしようとすると、「この先は危険です!」と警告してくれます。 - 個人情報漏洩の監視
あなたのメアドやパスワードがダークウェブに流出していないか、定期的にパトロールしてくれます。 - 安全なWi-Fi接続(VPN)
前述のVPN機能で、カフェやホテルのWi-Fiを安全な「鍵付きトンネル」に変えてくれます。
情報処理推進機構(IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2025」でも、「フィッシングによる個人情報等の詐取」は、2年連続で個人の脅威【第1位】に挙げられています。
(出典:IPA 情報セキュリティ10大脅威 2025)
これは、それだけ多くの人が被害にあっているということ。
これからの時代、スマホに信頼できるセキュリティ対策を導入することは、自分と大切な人を守るための「新しい常識」と言えるかもしれませんね。

たしかに、自分一人で全部気をつけるなんて無理かも…。24時間見守ってくれる「用心棒」って例え、すごくしっくりきます!スマホの保険みたいなものですね。
ここまでお読みいただいたあなたは、もう「自分には関係ない」とは思っていないはず。
自分のスマホは自分で守る、という意識が大切になります。
とはいえ、「じゃあ、具体的にスマホにはどんなセキュリティ対策が必要なの?」と疑問に思いますよね。
そんなあなたのために、セキュリティソフトの代表格であるノートン360が本当にスマホに必要なのか、たった3分で設定が終わる手順や、導入を判断するための“3つの最終質問”をまとめた記事をご用意しました。
この記事の総まとめとして、ぜひ続けてお読みください。
最後に:この記事を読んだあなたが、今日から始めるべきこと

最後までお読みいただき、ありがとうございました。